
あの日 君が口走って
部屋中に散らばった言葉を
全て飲み込もうとして 足掻いた
静かに 確かに
終わりへと歩いていたのに
伏し目がちに見ないようにって
馬鹿みたいだね
青い時間が僕らを許すけれど もう行かなくちゃ
ある日突然 終わりが落ちてきて
悲しみさえも 何にも揺れなくて
くだらないね
空虚で迂闊な言葉遊びでよかった
「ねえ、行かないで」とか
どんなに嘆いたって 嘲笑ったって
僕らは愚行を繰り返す
君の歌が また聴こえてきそうで
耳を塞いで走った
どんなに愛したって 憎んだって
君は呼吸をやめない
いつか見た空を思い出せなくって
ふいに泣きそうになる
君の歌が また聴こえてきそうで
夢を見るのも嫌なんだ
そんなことより
もっと高く 遠くへと 飛びたいのに
君を
過去を
僕を
雲を
裂いて
蜃気楼の向こう側に 頼りなく漂う君の輪郭
霞むような暑さに 「もう吐きそうだ」
君が呟いた、様な気がした
「感情の容れ物になってしまったんだ」って
そんな風に嘆かないで
どれだけ麻痺させたって 安心していい
人間(ヒト)は機械になんかなれないわ
捨てないで 塗り潰して
それの繰り返しだって 絶望していい
触れもしない誰かを感じて
いつか触れた君は夢だったって
そう 思える日が来るなら
孤独を愛してみたり 投げてみたりしては
それの繰り返しだって 笑ったっていいだろう?
人間(ヒト)を美しいと思えるように
捨てないで 塗り潰して
それの繰り返しだから 安心してもいいの
嘘みたいに白かった 乾いた肌
独りが好きだと 笑った背中
胡散臭いシーツの隙間に
何かを失くした様な気がしたんだよ
嘘みたいに白だった 君の全部
私の手では汚せなかった
胡散臭いシーツの隙間に
何かを失くしたのは気のせいなんだろう
黙っていて
紡ぐ言葉より孤高の横顔
それだけが正しい瞬間
笑っていて
変わらない距離 絶望と安堵
何よりも優しい瞬間
胡散臭いシーツの隙間に
何かを失くしたなんて思い込む
歌っていたい
全ての予感は繋がっている
笑っていたい
この手で殺した感情
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